13歳 サッカー少年
25年、12月初めの症例です。
同年9月頃、太もも裏側の肉離れを発症。
サッカーの試合中にタックルを受けて、転びそうになったところを右足で無理に踏ん張った際に肉離れを起こした。
週1、2回のマッサージ、電気治療を行う。
改善してきたが、まだ走ると痛む。
押しての痛みはなし、痛めた当初から押しての痛みは少ないそうだ。
4日程前にサッカーの練習に復帰した。
現在は歩いての痛みはない、軽めのジョグなら問題なし、ダッシュしたときに痛みがでる。
屈曲の可動が不十分で、左右ともにカカトがおしりに着かない状態。
週末に試合があり、翌週にはセレクションも控えている。
肉離れの状態はほとんど回復している。まだ深部に若干の固まりが残っている。
その固まりを取り除いていく。押しての痛みを完全に取り除く。
それから膝関節の屈曲動作の可動を広げていく。
「だいぶ曲がるようになってきたね」
どちらの膝も完全ではないが、9割ほど曲がるようになった。
正座してもらう。
「大丈夫です!」
正座まで問題なし。実際に外を走ってもらう。軽めのダッシュから徐々に力を入れる。
「少し蹴る動作のときに痛いです」
これは肉離れの問題でなく、動作異常が原因。
動作異常を修正。
「これなら大丈夫!!」
数本ダッシュしてもらうが問題なし。
院内に戻って立位で全体を修正。
若干足を上げるときに右足が外側に開く癖が出ていた。
以前、ランジ動作の際に右足が開く事を指摘された事があるのだという。
これは股関節の異常と、動作異常の問題、また立ち方の癖が影響しているみたいだ。
日常生活の注意点、ストレッチ等ケア方法を伝えて終了。
無事セレクションに間に合えばいいな。
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